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前にもお話ししましたが、まだまだ男性用の「きものまわり」の小物類は豊富にはありません。
そこで今回も、羽織地のバリエーションで織った生地で信玄袋を作りました。
側面は焦げ茶色の革です。紐は真田紐。
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羽織は焦げ茶色のほぼ無地ですが、微かにグレーの片羽縞が縦方向に走っています。
この茶色はきものが出来上がってから糸染めをしているので、きものの色に合わせてピタッとくる色を探して何度も染め重ねました。
暗すぎないよう、赤すぎないよう、淡すぎないよう。。。
日本茶、中国茶、栗、桜、ミロバランなど。
お洒落で、着ると落ち着くジャケットのように。
もちろん羽織地は糸使いも織り方も少し柔らかく軽く。
羽裏地は大柄の額裏ではなくあえて小さな総柄にしました。
見えないお洒落と言われる羽裏地です。
ちらりと見えるのはネクタイの柄のようにシンプルなアクセントとして。
けれど、この柄はれっきとした和柄で「鱗紋(うろこもん)」と言うおめでたい柄なのです。色も羽織地と同系色で。
また、羽織紐もお気に入りの房なしの焦茶色と金茶色のリバーシブルです。
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次にご紹介するのは角帯です。
昨年始めたヘリンボーンの帯です。幅が狭いので杉綾織りの山が小刻みです。
これも桜の濃グレーと淡グレーです。
紬糸を使っているので、ツィードみたいなテイストでしょうか。
新年あけましておめでとうございます
ことしもどうぞよろしくお願いします。
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このお正月に向けて昨年の後半に制作していた男のかたのきものです。
数年前、ご注文いただいたとき大変驚きました。
まだ三十歳になるかならないかとお若く、とくべつ『和』のことに関わっておられるわけではないので。
でも正直、とても嬉しかったです。
私のいろいろな作品をごらんなって、「自分も欲しい」と思っていただけたのだから。
その後かなり待っていただき、きもの 帯 羽織 信玄袋 マフラーを制作して、そして長襦袢や小物まで揃えさせてもらいました。
今回はきもの。
以前にも織ったことのある『絲遊』と名付けている小障子格子です。
桜のグレーを地色に桃の金茶色と栗の濃グレーです。
小粋な感じを狙って格子柄にしました。
男性は羽織と合わせるので見える分量はあまり多くありません。
そして、すらりと長身なので洋服感覚も入れたくて。
各アイテム続いてご紹介します。