2009/07/13

端裂れのこと

前にも小さな端裂れもいとおしくて、と書きました。自分で染めて織った布ですから幅2〜3センチくらいしかなくても小箱にためていました。きものの残りで袋物などをつくった残り、それでもっと小さな小物をつくった残り。もう無理かな、と思っていましたらまだ生かせる道が開けました。9月に個展をさせて下さる「伊と忠GINZA」ではオリジナルの針山を販売しておられます。で、今回の私の個展の限定版としていつもの作り手の方が私の布を使って作って下さることになりました。その布をお渡しする時にそのほとんどリボン状の端裂れを組み合わせて、苦手のミシンで継ぎ合わせて針山用の布を作りました。作業がしにくいかしら、継ぎ目が邪魔かしら、と不安でした。昨日試作品が届きました。なかなか可愛いでしょ!「小さな面積にいろんな柄が見られてウレシイかも!」と伊と忠GINZAの方も言って下さり、私はなんだかとても嬉しい。