2011/02/25

佳編コラボのこと

もう一つの初登場。ずっと「こんなものがあればいいなぁ....!」と思っていた草木染めの糸を使ったオリジナルな帯締めです。
これまでベーシックな色の無地の上質な帯締めが一番私のきものや帯に合うと言ってきました。それでも充分に季節感や自分らしさを表現できると思います。
でも、華美ではないけれど、オリジナリティーがあり、シックでシンプルな組柄のもの、特に単衣の季節にちょっとアクセントになる細めの平組のものが欲しいなぁ、と思っていました。
知人の紹介で、京都へ組紐の修行にきている方と出会い、何度も打ち合わせを重ねて「桜」で染めた三色の淡い色の組紐用の糸をお渡しして、沢山の組み方の中から選んで組んでもらった初めてのコラボ作品2点です。
淡い桜色とグレーの二色使いのものは両端が市松状にモダンな柄に。藤鼠色が両端を引き締めた三色使いのは中央の桜の一本筋がシャープな柄になりました。
この組み方なら盛夏にも使えますね。これからもお好みの色でお誂えを承っていこうと思います。

伊と忠コラボのこと

今回の展示会で初登場する、伊と忠と私の裂地のコラボ作品です。
紬帯の裂地を台に使ったカジュアルな草履とバッグです。完成品として展示するのはこの4点だけですが、もしご希望があれば手持ちの裂地からお選びいただきお誂えができます。(展示会期間中のみ)

2011/02/12

「つむぎのこもの展」のこと

この冬の寒さと雪の多さにはびっくりでした。私の住むところは京都市内より標高が高いので、昨年末から二月にかけて、なんども見事な雪景色を堪能しました。
こんな冬を過ごすと、ひときわ春の訪れが待ち遠しいですね。
さて、もうすぐ弥生。三月三日から十三日まで、京都四条河原町の「伊と忠本店」で展示会をいたします。一昨年の秋に東京の「伊と忠GINZA」で個展をさせていただきました。その後はまた普段どおりお誂えだけで制作していたので、多くの方にご覧いただくのは久しぶりです。
ご存知の方も多いと思いますが、「創作京履物 伊と忠」は草履が中心の老舗ですから、お店の一部のコーナーで私の作品を展示します。ですから、今回は私の草木染め手織り紬の裂地を使って作っている、きものまわりや和のテイストのオリジナル小物を展示いたします。きものはやはりお誂えでの制作に向くので出品せず、紬帯や夏帯、春らしいストール、帯揚げや草履袋、数寄屋袋などなど十種ほどの小物たちです。
初登場するのは私の紬帯地を台に使った伊と忠との「コラボ草履」や私が草木染めした糸を組んでもらった「草木染の帯締め」です。どちらもありそうでなさそうな、紬好きの方が「シンプルでシックなんだけど、オリジナルなのがいいなぁ。。。」と思って下さるような素敵なものになりそうです!
ちょうど春に向かってうきうきとする季節なので、桜や栗をはじめ優しい綺麗な色のものが多くなります。
どうぞ、春の京都へおでかけください。おひな様の日から始まります。
【小枝かすみ×伊と忠 つむぎのこもの展】
◎開催期間: 2011年3月3日(木)から2011年3月13日(日) 期間中無休
◎作家在店日: 3日(木)・5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)
◎営業時間: 10:00から20:00(最終日は18:00まで)
◎開催場所: 伊と忠本店店内
伊と忠(本店) 京都市下京区四条河原町東入ル
■阪急電鉄河原町駅下車、3番出口を出て四条通を東に30メートル →MAP
075-221-0308
10:00~20:00 不定休(展示会期間中は無休)
http://www.kyoto-itochu.jp/