2009/06/09

コーディネートのこと

 私のおすすめは「織りの着物+織りの帯」「無地・縞・格子の着物+無地・縞・格子の帯」です。一昔前の“きまりごと”とはちがいますが、この方が断然お洒落で現代風です。帯揚げ、帯締め、草履を含めた色の組み合わせも、反対色などより同系色や色相の近い色など、引き算の考え方で、控えめに組み合わせてみると全体にとてもすっきりとした着こなしに見えます。また、都会のシーン、洋服の中に入っても目立ち過ぎないように思います。そして、草木染・手織紬には布そのものが上質な力をもっているので、それをいかすだけで充分なのです。また、季節感も色、柄ではなく、糸づかいや、織り方のちがいによる質感、小物の色で表現するのも楽しみです。