2011/05/26

単衣のこと 1

またまたご無沙汰をしておりました。寒い三月からいきなり五月下旬へスキップしました。
単衣は6月からと言っても、この頃は五月でも暑い日が多いですね。
とくに春単衣は早めに着ると軽く涼しく爽やかに感じます。
私は暑がりですから五月中旬の葵祭のころから単衣を着ます。きもの初心者の時には「袷の季節にしか着ないわ!」なんて思っていましたが、どんどんはまるにつれて単衣が気になってしょうがなくなりました。
織りのきものが好きな方には多いかもしれません。とくにナチュラルな素材感が好きな方にとっては春単衣、盛夏単衣、秋単衣と微妙に質感が変化するので着心地も変わってきます。
色はやはり爽やかな色。柄はシンプルに。
このきものは私の大好きなアイスブルーグレーを主に白、そしてけっこう沢山の色がこっそり入って深みを出しています。
そして生糸を混ぜた糸使いでさらっとした肌触りです。
白や淡い色の帯がこの頃には爽やかでしょう。もっと暑くなってきたら自然素材の糸味を活かした透け感のある夏帯を。秋口にはグレーやベージュ、茶系の帯などを合わせるとシックな感じに。様々に着こなせそうです。